定年退職者への起業の勧め

60歳や65歳で定年退職を迎えた人も、ダイニングテーブルを購入してみようとしても近年では決して年老いた感じはなく、元気な方が多いものです。

そんな定年退職者の、その後の身の振り方としては、再就職して働き続ける方と、働きたい気はあるものの、サラリーマンとして再び人に遣われるのは嫌だと言う気持ちから、年金生活でつましく生活される方に大別されます。

栃木県の放射線治療科に勤める友人曰く、特に大企業の中間管理職経験者には、後者の道を選ばれる場合が多いようです。サラリーマン時代に、中間管理職として頑張り続け、やっと自由を享受できると言う想いが強いからでしょう。

そんな方々は、人に遣われるのは嫌だけれど、一方で自分の経験やスキルを後輩や社会に役立てたいと言う気持ちは非常に強いのが普通です。

そうした経験とスキルを持った方の働き方として、個人事業として起業するという方法をお勧めします。私は企業の周年イベントなどの映像制作を始めました。定年退職後ゆえに、退職金をつぎ込んで新規事業に挑戦する事はお勧めできませんが、コンサルタントと言う仕事で自分の経験で培ったノウハウやスキルを中小企業等に役立てると言う資金がいらない起業が特にお勧めです。

一人でカバーできる守備範囲が狭いなら、かつての仕事仲間とネットワークを組み、多くの事項に対応できる仕組みを考えるのも良いでしょう。せっかく培ったノウハウやスキルをこうして社会に還元するという第3の道として起業される事をお勧めします。